「♪〜街を 歩く 心軽く 誰かに逢える この道で
素敵な あなたに 声を 掛けて
こんにちは僕と行きましょう
オー シャンゼリゼ オー シャンゼリゼ
いつも 何か素敵な 事が
あなたを待つよ シャンゼリゼ〜♪」
自然とこの歌を口ずさんでいた。
ルーブル美術館、チュイルリー公園を経て、コンコルド広場より真っ直ぐ伸びた道は凱旋門へと続いていた。マロニエの並木道をゆっくりした上り坂を散策した。パリで最も華やかなこのシャンゼリゼ通りは全長1.9km、幅約70mもあり、常にパリジャンと観光客で賑わっていた。
この時期のパリは夜ともなればかなり気温が下がり、歩いていても顔が痛いように感じられる。寒さに強い私でも準備万端。帽子をかぶりマスクを着け手袋をはめて歩いてみた。確かに温かかった。しかしパリジャンには帽子と手袋は別として、マスクをしている人は一人も見なかった。マスクが無いのかそれとも文化の違いなのか。
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