新宿は東京都の政治の中心地であるとともに、日本一の歓楽街でもある。私にとっても青春時代の思い出多き場所でもあった。大都市の証の一つに百貨店があるかどうか、過去そんな時代があったことがある。ここには三越、伊勢丹、京王、小田急の各百貨店が、狭い地域の中で集客を競い合った。さらに専門店をはじめ、中小規模の商店に至っては星の数ほどあったのだ。 そこへ百貨店の老舗「高島屋」が、JR新宿駅南近くに1996(平成8)年オープンした。途轍もない大きな規模の建物に、百貨店特有の華やかさも加わって、マスコミも競って紹介をした。 高島屋の本社は大阪にある。メインストリートの御堂筋を南へ突き当たると、そこには格式のある立派な建物があった。ナンバ「高島屋」である。全国に20店舗、ニューヨークを始めとして海外に3店舗持っている。創業は1831(天保)年というから、176年の歴史を誇っている。贈り物を受け取った時、まず包装紙を見てその品物の価値を感じることが出来る。つまり高島屋の包装紙だけで、信頼と安心に繋がるのだ。ブランドのイメージは大事なことである。
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