はきり言って私にとって、全く興味がない野球チームの一つが千葉ロッテマリンーズだ。反対に好きなチームには、レギュラー全ての選手名から経歴に至るまで知っている。ファンとはそういうものかも知れない。ちなみに私の好きなチームは、セリーグは阪神タイガース。パリーグはオリックスバッファローズである。ともに関西のチームなのだ。 1974(昭和49)年の金田監督率いるロッテオリオンズ。当時の選手には村田兆治をはじめ、有藤、木樽、アルトマン・・・・等。有名選手が名を連ねていた。プレーオフでは阪急ブレーブスを抑え、パリーグの優勝を勝ち取っている。そして日本シリーズでは中日ドラゴンズを破り、見事「日本一」に輝いた。33年前の出来事であるが、劇的な優勝を私は今も鮮明に覚えている。
その後は長〜い低迷状態が続き、「優勝から最も遠ざかっているチーム」の代名詞まで付いてしまった。なかでも1998(平成10)年には、18連敗という不名誉なプロ野球記録まで作った。しかし2005(平成17)年に奇跡は起こった。バレンタイン監督率いるマリンーズは、シーズン2位で終えてプレーオフに出場。第1ステージで西部ライオンズを下し、第2ステージでは福岡ソフトバンクホークスを破り、パリーグの覇者となってしまったのだ。そして勢いは止まらないまま日本シリーズに。あっさり阪神タイガースに4連勝で31年ぶりの日本一に輝いた。ファンの喜びは如何ばかりであったろうか。
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