東海道新幹線に乗ると熱海付近にトンネルが集中しているものの、あとは素晴らしい車窓からのロケーションが楽しめる。なかでも富士山、琵琶湖をはじめ、大井川、天竜川、富士川等、数えればきりがないほど自然がいっぱいだ。そんな中で「おや?この建物は何だろう」と思えるのが、岐阜羽島駅付近の沿線添いにあった。
それは大規模太陽光発電施設「ソーラーアーク」であった。全長315m、高さ37mの巨大な建物で4本の足で支えられていた。「箱船」をイメージする形で、まるで地上に浮かんでいるように見える。その中央には太陽電池科学館が設置されていた。見学し終わって感じたことは、私たち地球にとって太陽は無くてはならない存在であることだ。
このソーラーアークのサイド面には、5046枚の太陽電池パネルが張られてあった。それは2000年に出力不足の太陽電池パネルで、社会問題となったものを回収再利用している。社内にあって品質管理は命である。二度とこのような失敗を起こしてはならないと、社を上げて意義を留めておられる。
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