早春の象徴が「梅」であるように思う。誰もが春を待ち望んでいる。そんななか梅の開花を知らせるニュースがテレビで紹介された。まだ外は寒くても、心の中では春がやって来たことを喜んでいる。 私の人生これまで多忙すぎたのか、一度も満開になった梅林を見たことがない。と言うよりも、梅林を見に行くだけの興味が全くなかったのだ。友人の進めもあって大阪城の梅林を見に行った。それは驚きと感動であった。今が満開、最高に美しく咲いた梅に出会った。これほどまでに素晴らしいとは、これまでの人生を恥じる思いであった。 ここ大阪城の梅林には寒紅梅、冬至梅、白加賀、緑蕚など93種類の梅1,250本が咲き誇っている。大きく色分けをすると、白梅、紅梅、ピンクの梅になるのか。それに枝が天を突き刺すように、真っ直ぐに上に伸びているものから、横に伸びているもの。更には枝垂れているものまで様々だ。この梅林は天守閣を囲む内堀の東側に位置し、1974(昭和49)年3月に開園している。これは大阪府立北野高校の卒業生から、開校100周年事業の一環として梅の木の寄贈があったもの。
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