花を愛する人は多い。おそらく心豊かな優しい人であると想像する。花の命は短い。特に桜はあっという間に終わってしまう。もう少し永く咲いて欲しいと願っているが、その潔さも魅力の一つであるかも知れない。花の種類はいくつあるか知らないが、それぞれに違った美しさと魅力があるようだ。人間も全く同じだと思った。
近年日本では花をテーマにした博覧会が開催され、いずれも大成功を収めている。1990(平成2)年の大阪花博は、「花と緑と人間生活の調和」をテーマに2300万人を集めた。さらに2000(平成12)年には世界一の吊り橋「明石海峡大橋」の袂で、淡路花博が695万人を集めた。そして小規模であっても植物園をはじめ、花のイベント・展示している所は数限りない。 浜名湖畔の美しい自然に囲まれた景勝の地に、浜名湖花博は開催された。2004年4月8日から187日間の期間で544万人の入場者があった。花を愛する人達が花の美しさを求めて、たとえ遠くであっても足を延ばす時代になったのだ。
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