今や新春恒例のイベントに、関東のみならず全国の人達から親しまれている「箱根駅伝」がある。1920(大正9)年にはじまり、当初は4校でスタート。今年で81回大会の伝統を誇っている。1月2日3日のレースは1日で5時間、2日で10時間にも及ぶことになる。沿道観客90万人、テレビ視聴率30%。往路5人、復路5人合計10人のランナーが、216.4kmの道程を一本のタスキに母校の名誉と、青春の全てをかけて繋げていく。実に過酷なレースである。 最近お正月は比較的に家でゆっくりくつろげるチャンスに恵まれている。しかしその殆どが駅伝のテレビにクギ付けとなってしまうほど、不思議な魅力を持っている。単純なスポーツであっても目が放せない。それはいつ何時ハプニングが起こるかもしれないからだ。いやハプニングが起こるのを期待して見ているかも知れない。わが母校の中央大学も、76年連続79回出場している常連校として健闘している。
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