大阪にいた友人が三重県久居市榊原に引越しして4年近くになる。一度訪ねてみたいと思っていたが、頼みごともあったりして意を決して車を飛ばした。ここは青山高原の麓に位置しており、あたり一面は緑豊かな大自然と共生する、素晴らしい田舎であった。 友人宅に着いたとき、嬉しいことに家族全員で出迎えてくれた。大きな庭には食料となる様々な野菜が植えられており、まるで自給自足できる生活を羨ましく思えた。自家製のニガウリの漬物をご馳走になったが、名前の通りニガイ味であった。しかし無農薬の太陽をいっぱい浴びた健康食であるように思えた。彼の顔を見ていると、何故か健康的に見えてくるから不思議だ。 スケジュールの関係で、3時間ほどの限られたなかでの慌しい訪問であった。彼の家からものの5分もしない所に温泉地があるとのことで、そこで昼食をすることにした。行ってみて驚いた。そこは「湯元榊原館」という7階建ての大規模ホテルであった。ラッキーにも昼食と入浴がセットになっているとのこと。久しぶりの温泉だ。 |