◆西郷隆盛に似た体型

 自分の顔を毎日鏡で見ているが、昨日と今日では全く変化は感じない。毎日見ていて変化はないのだが、5年前の写真を見ると随分と変化していることに気がつく。では何時変わったのか?不思議でならない。年齢を追うごとに顔も肌もくたびれて行くことはわかる。食事の変化が原因かも。あるいは精神的な内面の悩み、ストレスも大いに関係することだ。 毎日生活をしていると、いろんな人との出会いがある。道を歩いていて、買い物、電車の中。テレビを見ていてもいろんな人を見ることが出来る。そのなかで自分とソックリさん、あるいはよく似たタイプの人を見ることがある。俳優、歌手でいうとどのタイプ?と会話にもよく出てくる。

 私もこれまでいろいろな人の名前が挙がったが、その一人に西郷隆盛がいる。当然お会いしたことは一度もないが、教科書で軍服姿の精悍な上半身の写真が記憶にある。鹿児島市美術館前にある像も軍服姿であった。そして上野公園にある像はあまりにも有名。東京を代表する名所となっている。筒袖に着流し姿は、普段着のように見える。作者は詩人でも彫刻家でもあった高村光太郎の父、高村光雲であり、1898(明治31)年竣工除幕している。

 

 私と似ているところは、まず体型である。そして顔立ちもそうかも知れない。しかし鋭い大きな目は少々違って見える。人間的には歴史書を読む限り、あんな立派な人では有りえないが、性格的には似ているところもあるのかな――。当然こじつけての事であるが。しかし誰かに似ているのでなく、自分らしく生きたいものだ。そして自分の歴史に悔いのないように、これからの素晴らしい未来を見つめて頑張りたいものだ。

撮影2005年 春