富山市内の何処からも雄大なる「立山連峰」を眺めることができる。5月半ば過ぎに訪ねたが、山脈の峰々には白雪をかぶり美しく輝いていた。一年中ほとんど雪を見ることのない私にとっては、憧れのような見事な景色に見えた。それぞれ違った形、表情を持つ山々。何時まで見ていても飽きないのは何故だろうか。 立山連峰は富山平野の南東部にそびえ、立山、剣岳、薬師岳を中心に3000m級の山を見ることが出来る。立山連峰は中部山岳国立公園の中にあり、飛騨山脈の一部でもある。山登りの好きな人にとっては魅力のある山まで、6月の雪解けから梅雨が明けると本格的な登山シーズンとなる。 大学時代にこのような山を登ろうとする友人がいた。彼は山岳部に属し、目を見ると美しい自然の山々が写っていた。辛く苦しい山歩きにどのような魅力があるのか、私には理解出来なかった。しかし人生の中で「楽しみ」を持っている人は幸せだと思う。人それぞれによって「楽しみ」は異なる。学生時代には各種のクラブ活動があった。体育会系に文化系、同好会にサークル。迷いながらも自分にあった「楽しみ」を選択した。 私は学生時代にバレーボール、ボート、水泳、相撲、柔道等、各クラブに入って練習をした。いずれも運動部で、身体を動かす方があっていると思ったからだ。今はカメラ片手に下手な文章に取り組み、美しい景色と花を追い求めている。いつの日か大自然の山々をカメラに収めて見たいものだ。雄大な景色には雄大な文章が生まれてくる。それを「楽しみ」にこれからも頑張ろう。 撮影2005年 春
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