大都会より1時間も離れていない所に、豊かな自然環境に育まれた相模湖はあった。湖の周囲は12km。最深部は45m。美しき水を満々と湛えている。 相模湖は相模川をせき止めて、日本で最初の河川開発事業で建設された、多目的ダムによりできた人造湖である。1947(昭和22)年より、神奈川県の貴重な水源として、また水力発電のエネルギー源としての大きな役割を担っている。
完成した翌年より花火大会が開催され、今日まで55回も続けられている。継続は力となり、信頼信用に繋がり、やがてそれは伝統になっていく。5000発もの花火は実に壮大である。周りは山に囲まれているゆえ、音は大変な迫力となって響いていく。そして湖面には華々しい光が映え、音と光の一大ページェントが繰り広げられる。見る人に何倍もの楽しみを与えている。 水は生命の源である。私は水を見ていると心が和む。まして大きな湖となると心も広くなり、身体全体にオゾンを浴びるような感覚になれる。そしてここはワカサギ釣りのメッカでもある。一年中釣りを楽しめるが、時に一人一日1000匹を超えることも珍しくない。さらにハヤも釣れる。
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