見ることの出来ない海の中が探検できる。人間にとってまだまだ「未知の世界」ゆえ、子供だけでなく大人も興味がある。大阪・天保山にある「海遊館」は、海の大自然のなかに私たちを案内してくれる。 「地球は人間に属するものでなく、人間が地球に属しているのだ」(シアトル酋長 アメリカ・インディアン19世紀頃)大自然と共生するインディアンだからこそ、地球と人間の本質を理解出来るのであろう。私も全く同感である。人間が自由勝手に地球を支配できるものでは、決してないことを知らねばならない。 この海遊館は地球を一つの生命体と考える、壮大な物語をテーマにしている。環太平洋火山帯・環太平洋生命帯を巡る海遊館の旅で、生命の尊厳、生命の不思議、そして自然環境の大切さが解れば入場料の2000円は安い。大阪人の風土のなかに、損か得か、安いか高いかが大事なポイントとなる。
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