天下統一を勝ち取った徳川家康は、日本の歴史上最も偉大な武将である。1603年征夷大将軍に就いた家康は、江戸に徳川幕府を開く。以来400年に渡って、日本の政治の中心は江戸・東京に置かれたまま今日に至っている。家康の遺言の中に一つに「八州の鎮守とならん」。これを現代語にすれば「日本全土の平和の守り神となる」である。一国を統一した男の自信は、遠く未来までも強き執念を持ち続けることが出来るのであろうか。 更に遺言には「一周忌が過ぎたならば、日光山に小さな堂を建てて勧請し、神としてまつること」とある。75歳で生涯を閉じた翌年には、日光に社殿が造営される。朝廷からは東照大権現の神号が贈られ、神としてまつられた。その後、家康を敬愛する三代将軍家光により、現在に至る絢爛豪華な建物に建て替えられたのである。 家康の功績はさらに「世界遺産」にまで登録され、その栄華は日本のみならず、世界的レベルで永く受け継がれるであろう。偉大なる人物「徳川家康」の名は永遠なり! 撮影2005年 冬
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