「♪〜静かな湖畔の森の影から もう起きちゃいかがと カッコウが啼く カッコウ カッコウ カッコウ カッコウ カッコウ」。これはアメリカ民謡で、小学生の時に学芸会などで輪唱曲として歌ったことを思い出す。六甲山脈の少し山奥に入ると、この歌のイメージがピッタリの所がある。そこは再度山公園にある「修法が原」(しょうがはら)の池である。海抜380mに位置する。小中学校の時にJR元町駅より2時間余りかけて、急な坂道を歩いて登ったことを思い出す。
けっこうきつい道のりであった。美しい湖畔と広い公園が見えると安堵感で、これでやっと弁当にありつける、その喜びで元気も出てくる。こうした時はパンより、やはりおにぎりのご飯のほうが絶対に美味しい。特に母の作ってくれたものが一番だ。頑張って登りきった満足感。そして静かな湖畔、清々しい空気をいっぱいに吸いながら、親しい友と食べる幸せな時である。終わればボートに乗って楽しみ、ボール遊びで汗をかく。
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