明石市立天文科学館の塔は1960(昭和35)年に建てられている。6月10日の「時の記念日」にオープンしている。塔の大時計の下に一本の縦線が入っているが、これが135度の線なのだ。
この線上にある町は神戸・西区、三木市、小野市、西脇市,氷上町、但東町等。 丸い屋根が見えるのが「プラネタリウム」である。ドームスクリーンに実際とそっくりの星空を投影し、惑星だけでなく一晩の星の変化や、季節による星空の移り変わりの天体現象を投影している。イスはリクライニングシートのように仰向けになって見ることが出来る。非常にリラックス出来て快適である。過去何回か見る機会があったが、睡眠不足で行くと真っ暗な中、幻想的な星空を見ながら気持よく睡眠となる。 宇宙は広い。光の速さが一秒間で地球を7回り半もする。1光年は光が一年間かけて進む距離。この宇宙の広さはどこまで続くのか。この宇宙はいつ誕生したのか。宇宙への大ロマンに触れると、なんとこの地球が、日本が、そして人間が小さい物であるかが分かる。地球上での戦争、人間社会のいがみ合い、家庭の中でのゴタゴタも、何と小さいことなのか。宇宙から物事を見れるもっと大きな心で生きていければ、これまでとは少し変わった人生観が生まれるかも知れない。
撮影2004年 夏
|