桜並木は桜の美しさを満喫できると共に春を全身で感じ取れる喜びがそこにはある。銀杏並木の紅葉は色の変化を楽しむと共に、間もなく冬を迎えるシグナルを発しているように見える。
「♪〜生きてゆこうよ 希望に燃えて 愛の口笛 高らかに この人生の 並木道」これは「人生の並木道」の1節であるが、随分古い歌となってしまった。しかし今でもこの歌を口ずさむと涙がこみ上げてくる。この歌詞の内容は兄と妹の二人が故郷を離れて、苦労の中で精一杯生きていこうとするストーリーである。私の好きなところは三小節目の「♪〜雪も降れ降れ 夜道のはても やがてかがやく あけぼのに わが世の春は きっと来る」一方が他方を励ましている様子が伝わってくる。 並木道とは並んで立っているものであり、片方が倒れてしまえば並んだ木にはならない。いつまでも夫婦・兄弟・親友等並びあって立っていたいものだ。しかも元気はつらつといつまでも美しく、誰もがそのような人生でありたいと祈っている。 撮影2004年 春
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