2003年度プロ野球日本シリーズ、その日は3勝2敗で阪神タイガースがダイエーホークスに勝ち越し、「日本一」を決める王手がかかっていた。あと1勝すればとの夢のような浮かれた気分で、通りかかった道で思わず生きを飲んだ。高速道路を支える柱がまるでVictoryの
"V"の字に見えたのである。これで優勝は間違いない!思わず願いにも似た気持でシャッターを切った。 その日の夜の福岡ドームは、タイガースファンにとっては18年間待ちに待った日でもあった。日本中が注目した。気分はもう押せ押せムードでお祭り気分。よしんば今日の試合に負けてもまだ対であり余裕で大丈夫。まして勝ちさえすれば文字通り「日本一」である。しかし、「今日負けてもまだ大丈夫」この気持が良くなかった。結果は案の定負けてしまったのである。さらに良くないのは、あくる日も負けて何と逆転負けで夢敗れるである。人気のセリーグ、実力のパーリーグである。昔から良く聞いた言葉ではあるが・・・・・。そしたらこの写真は何だったのか?意味のない写真が残っただけなのか。
ダイエーのバーゲンで、洋服・日用雑貨・食品など一杯買ってきて喜んでいる家族の姿に、複雑な気持を隠しきれずにいる私であった。 写真は神戸港にかかる湾岸道路。向こうに見えるのは六甲アイランド(人口島)で、1988(平成元)年に完成した未来都市でもある。 撮影2003年 秋
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