確か私が小学生の低学年の頃と記憶するが、家族と共に夏休みに淡路島へ日帰り旅行をしたことがある。そのときの記憶が今甦ってきた。それは自宅近くにある須磨海岸とは違って、海の色も限りなく青く、ゴミ1つ落ちていない綺麗な浜辺でした。みやげ物売り場ではレンガ色の素焼きの壷の中に、生きたタコが入っていた。おっかなビックリの手つきではあったが、タコに触らせてもらった経験は生涯忘れない。交通ルートとしては明石港から淡路島(岩屋港)まで連絡船に乗りました。この連絡船は今では高速艇の新型となり、時間も短縮されて元気に運行されている。地域の人からは慣れた生活の足として、これまで通り多くの人に利用されている。 あれから40年の歳月が流れた。1998(平成10)年4月5日夢の架け橋として、日本中の人から注目されつつ「明石海峡大橋」が開通した。これで本州と淡路島が陸続きとなった。更には淡路島と四国・徳島の「鳴門海峡大橋」と合わせて、全てが高速道路で繋がったことになる。「明石海峡大橋」は橋長3,911m,主塔の高さは海面上役297mで"世界最長の吊り橋"である。車で橋を渡るとき、いつも「人間の偉大さ」がいかにすごいものであるかを感じざるを得ない。
撮影2003年 秋
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